tmytのらくがき

個人の日記レベルです

RPi2にWindowsIoT Previewをインストールしよう

この情報はプレビュー版での情報です。リリース版では変更されることがあります。

Windows IoTをRPi2にインストールしよう!ただしWindows 10 10061 実機はないものとする。

5/1時点のPreviewではイメージの入ったmicroSDを作るのにWindows 10(Build.10069以上)の実機が必要です。 が、残念ながら手元には実機はなく、Hyper-Vに入ったVMしかないのでVMだけでmicroSDを作ってみます。

必要なもの

  • Hyper-VにインストールしたWindows 10(Build.10069以上)
  • microSD 8GB以上
  • USBカードリーダ
  • dd for windows*1
  • microSDと同量以上の空き領域

Step1. VMの設定

Hyper-VにmicroSDの代わりになる仮想ディスクを作ります。仮想マシンの設定からハード ドライブを追加します。

f:id:tmyt:20150501102948p:plain

追加できたら、ディスクイメージを作ります。新規をクリックします。

f:id:tmyt:20150501102957p:plain

仮想ハードディスクの新規作成ウィザードが出るので進めます。 可変にするとIO遅いので固定で行きます。

f:id:tmyt:20150501103008p:plain

ファイル名とかは適当でいいです。進めていくと、ディスクの構成というページが出てきます。 ここで、指定した物理ディスクの内容をコピーするを選択し、一覧の中からmicroSDを指したUSBカードリーダを指定します。 PhysicalDriveNのどれがmicroSDなのかはdiskpart とか容量とかでそれらしいのを選んでください。*2

f:id:tmyt:20150501103016p:plain

あとはウィザードを完了するとmicroSDと同容量のvhdxができます。

Step2. IoTのイメージをVMの中でセットアップ

VMを起動して、さっき作ったディスクにRPi2用のWindows IoTイメージを書きこみます。 書き込み手順はGet Started のページに書いてるのと同じなので省略します。 しいてあげるなら、microSDをさっき作った仮想ディスクに読み替えるぐらいです。

書き込みが終わったら、VMをシャットダウンします。

Step3. VHDからmicroSDへコピーする

diskpart を使ってmicroSDをまっさらにします。

diskpart
select disk N
clean

NはmicroSDをの番号に変えてください。list disk とかで容量が見れます。ここで間違えるとHDDの中身がまっさらになったりするので 注意してください。

次に、Step1で作ったVHDをマウントします。Step1で作ったVHDエクスプローラでダブルクリックしたらたぶんマウントできます。 マウントできるとディスクの管理からこんなふうに見えるはず。

f:id:tmyt:20150501103027p:plain

ディスク 3 と書いたところを右クリックしてオフラインにします。

f:id:tmyt:20150501103033p:plain

最後にコピーします。まず管理権限のコマンドプロンプトを起動します。次に、用意しておいたdd for Windows で コピーする名前を確認します。

dd --list

こんなのが出力されるとおもいます。

\\?\Device\Harddisk2\Partition0
  link to \\?\Device\Harddisk2\DR9
  Removable media other than floppy. Block size = 512
  size is 8010072064 bytes
\\?\Device\Harddisk2\Partition1
  link to \\?\Device\HarddiskVolume18
  Removable media other than floppy. Block size = 512
  size is 8010072064 bytes
\\?\Device\Harddisk3\Partition0
  link to \\?\Device\Harddisk3\DR7
  Fixed hard disk media. Block size = 512
  size is 8010072064 bytes

ここではVHDがHarddisk3、microSDがHarddisk2 ですが、お手元の環境でよく確認してから次のコマンドを入力します。

dd if=\\?\Device\Harddisk3\Partition0 of=\\?\Device\Harddisk2\Partition0 bs=1M

if=のHarddisk3はお手持ちのVHDの番号、of=のHarddisk2は同様にお手持ちのmicroSDの番号に読み替えてください。 間違えるとハードディスクが消えます

よく確認して、深呼吸したらコマンドを実行します。8GBだと15分くらいでおそらくコピーが完了すると思います。

Step4. 起動してみる

これでRPi2用のWindows IoT Preview起動用microSDができました。あとはGet Startedのページの手順に沿って 遊んでいけると思います。

最初、Windowsロゴが出て、画面が暗転したあとしばらく画面が暗くて不安になりますが、しばらく待っていると 青い画面がでて、初期設定が実行されます。

f:id:tmyt:20150501103132j:plain

ここからさらに待つと自動で再起動されて、こんな画面がでて、設定終わり。さて、なにして遊びましょうか。

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*1:http://uranus.chrysocome.net/linux/rawwrite/dd.htm

*2:というかWindows IoTの手順読んでわかる人なら何とかなるはず